1998年に高齢者向け優良賃貸住宅制度が策定され、国土交通省では現在不足している今後の高齢者による入居を優遇している公営住宅(シルバーハウジング)や、公的賃貸住宅の供給を増やすことを目標としています。
都市機構賃貸住宅(旧公団住宅)や公営住宅では現在問題が出てきていて、高齢者が民間賃貸住宅への入居が難しい上、公団では家賃の負担が少ないことから高齢者世帯の割合が増えてきているようです。しかし高齢者が増えることにより、団地全体の活力やパワーが不足気味になるのではという問題が出てきます。
そこでその問題を少しでも解消する為に、高齢者向け優良賃貸住宅という住宅に置き換えるということも増えてきています。事業の主体は民間になりますが、高齢者向け優良賃貸住宅に認定される基準をクリアすれば、建設費の補助も受けられるし、入居者には国からの家賃補助が給付されるというような、入居者側にも提供側にもメリットが多い住宅です。
今は数がそう多くは無いので、今後非常に期待される制度となります。
また介護保険は施行から5年、当初用意されていた選択肢だけでは不十分であるし、二者択一という住宅問題ではなく、グレーゾーンの存在も必要なのではないか?という問題やニーズがあるということが分かってきました。
そしてケア付高齢者住宅というのが、その「グレーゾーン」と言われている部分であり、自宅と施設の中間にあたる住宅で、介護(住まいの近くに介護サービスの拠点などの施設機能があるとなおさら安心)が考えられた賃貸住宅などのことです。
この制度は、高齢者の多様化しているライフスタイルに合っていると思われていて、今後の高齢者の住宅選びの選択肢として重要な選択肢の1つとなると思われます。
有料老人ホームの場合は、医療機関と提携して協力関係を結ぶように指導されています。しかし、日頃の定期健診や嘱託医師による往診というような健康の維持や管理といったサービスは有料老人ホームにより異なっています。そのため、協力医療機関の診療科目や医師による健康相談、健康診断がどのようになっているのか、さらに看護師は常駐しているのかどうかというようなことは、有料老人ホームを選ぶときには重要なポイントといえます。
また、入院や退院の手続きやお見舞い時の手続き、特に事故や災害、急病・負傷などの緊急時の際のサポート体制は入居者の命にかかわるものですので、必ず確認しておいたほうがよいでしょう。その他にも趣味を活かせるサークル活動はどのようになっているのかチェックしてみましょう。有料老人ホームでは、充実した毎日が送れるようにいろいろなサークルがあります。
たとえばお茶や華道のほかにも、囲碁、将棋、カラオケ、盆栽、卓球、ゲートボールなどのサークル活動を実施している施設もあります。有料老人ホームに入居した後でも趣味を楽しめるかどうかといったことは重要なポイントといえるでしょう。もしも、自分の求めるサークル活動がなかった場合には、新しくサークルを発足することができるのかどうかも確認しておくとよいでしょう。