東京都の高齢者向け優良賃貸住宅の供給についてご紹介したいとおもいます。「高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)」とはいったいどのようなものなのでしょうか。それは「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づいて民間の土地所有者等がバリアフリー仕様や緊急通報装置の設置など一定の整備基準を満たしており、そういったものを供給する高齢者向けの優良な賃貸住宅のことです。区市町村が国と東京都の補助を受けて、建設費と家賃の一部補助を行っています。
高齢者向け優良賃貸住宅に入居するにはためにはどのような規定があるのでしょうか。入居資格は、原則として都内に在住している60歳以上の単身又は夫婦のかたです。配偶者のどちらかが60歳未満でも大丈夫です。区市町村や管理者が区報などによって入居者を公募しています。入居に関する問い合せについては「供給住宅一覧」の各住宅の管理者まで問合せをしてみるとよいでしょう。入居資格についてですが区市町村によっては在住要件を課すというような多少は条件が異なりますので、確認するようにしましょう。
供給住宅は千代田区や中央区、墨田区、品川区、目黒区、中野区、豊島区、荒川区、練馬区、足立区、葛飾区、日野市、清瀬市、東久留米市などにありあす。入居者が負担する家賃の額についてですが契約家賃から収入等に応じて最大25,600円/月が減額されることになっています。このほかにもサービス費、共益費が毎月かかります。また、入居をする時には敷金(3ヶ月分以内)がかかります。礼金や更新料などはかかりません。契約家賃とは、補助金によって減額される前の本来の家賃のことを指しています。契約家賃については2年に1度、見直しが行われています。
高齢化社会において、昨今ではさまざまな問題が出て来ています。そして、その中でも高齢化社会の急速な進展に対応するために高齢者向けの住宅の供給を促進したり、高齢者に対して住宅情報を提供したり、貸主が高齢者の入居を拒まないようにするために、その制度を整備する法案として「高齢者の居住の安定確保に関する法律」(略称「高齢者居住安定法」)が平成13年4月6日に公布されました。そして平成13年10月1日には、全面的に施行となりました。
またこの制度は、貸主が住宅を登録して高齢者ということを理由に入居を拒否しないように、入居希望者が賃貸住宅を閲覧できるといった色々な情報の提供を行うものなのです。最近では専ら高齢者を賃借人とする、賃貸住宅について情報の登録内容を追加し、詳しい情報提供の提供を行う仕組みや、高齢者がみんなで共同利用できるような設備とサービスの提供ができるようになり、この「高齢者専用賃貸住宅登録制度」は平成17年12月1日から開始されています。
そして高齢者向けの賃貸住宅やバリアフリー構造などの、高齢者用の設備を有する居住環境を整えている賃貸住宅事業者の場合は、この法律に対して供給計画案を作成して、基準ラインに適合し都道府県知事(政令指定都市・中核市の長)の認定が受けられるようになります。また、この認定を受けた賃貸住宅事業者は、計画した計画案により供給された住宅(高齢者向け優良賃貸住宅)には、国と公共団体による補助があり、その整備に要したあらゆる費用や高齢者向け住宅の家賃の減額に要する費用の支援を行っているのです。